全国の高校球児の話題を詳細かつ素早くお届けします 年5回発行。

 

2008年−NO.5(9月号、8月22日発売 特別定価860円)

第90回選手権記念大会速報号
おめでとう!大阪桐蔭、17年ぶりの選手権優勝

 第90回選手権記念大会は史上最も早い8月2日に開幕、17日間にわたって熱い、熱い戦いを繰り広げました。メモリアル大会の頂点に立ったのは、北大阪代表の大阪桐蔭。昨年の中田翔(現日本ハム)のような大スターは不在でしたが、よく鍛えられたナインは持てる力を思う存分に発揮。決勝戦は記録ずくめの快勝で、17年ぶりに深紅の大優勝旗をつかみました。準優勝の常葉菊川(静岡)は今年5月の監督交代を乗り越え、選手権初の決勝進出。敗れはしましたが、元プロ野球選手の佐野監督のもと4試合連続の逆転勝ちという快挙も成し遂げました。今号では選手権大会全54試合のイニング、テーブルを完全収録し、活躍したヒーロー、頑張った学校をグラビアで掲載。敗者たちの涙も追いました。92ページからは55代表校の集合写真もバッチリ載せています。さらに全国都道府県地方大会も網羅。熱かった今年の夏を振り返るのに十分な一冊になっています。もちろん今秋の高校野球を沸かせてくれそうな球児たちも、ひと足お先にピックアップ。毎年恒例の企画、未来の高校球児たち=少年野球の好選手たちもズラリと集めました。


< 今 号 の 注 目 記 事 >

<グラビア>
☆08年ファイナル!
 大阪桐蔭が17―0と大勝した決勝戦をグラビアでお楽しみいただきます! ゲームセット直後の大阪桐蔭ナインの表情、萩原、奥村のホームラン、5安打完封したエース右腕・福島由の雄姿、力投むなしく敗れた常葉菊川・戸狩のピッチングなど。モノクロではありますが、108ページからは優勝本記、準優勝本記、組み合わせ、優勝メンバー18人コメントなど読み物を掲載しています。

☆やったね!素晴らしい夏でした
 大会をにぎわせてくれたヒーローたちと学校が登場。あの熱気をもう一度、感じてください。坂口真規(智弁和歌山)、浅村栄斗(大阪桐蔭)、橋本到(仙台育英)、伊波翔悟(浦添商)、中村悠平(福井商)、慶応(北神奈川)、赤川克紀(宮崎商)、市岐阜商(岐阜)、田中優(木更津総合)、井上貴晴(報徳学園)、江川大輝(関東一)
 46、47ページでは
坂東英二氏(徳島商)、太田幸司氏(三沢)、桑田真澄氏(PL学園)ら甲子園が生んだヒーローたちが、当時のユニホーム姿で甲子園に帰ってきた「甲子園レジェンス」も収録。

☆選手権記念大会スコアブック
 1回戦から決勝戦まで全54試合のイニング、テーブルと試合経過、監督コメントを完全収録。準々決勝以降は選手コメント、負けチームから「キミのあのプレー、忘れません」も掲載しています。頑張った選手のこぼれ話「キラリ涙くん」は笑いと涙がたっぷり。きっとみなさんの胸を打つでしょう。選手権大会の雑感集「スコアブックの余白」もお楽しみに。

☆出場55校校歌、全メンバー、全国都道府県大会全成績

☆スカウトのクールアイ
 大型野手の大田(東海大相模)、本格派右腕・甲斐(東海大三)ら大物選手が地方大会で敗れ、出場ならなかった90回記念大会だが、出場選手にも好選手はいっぱい。ネット裏で目を光らせたプロのスカウトたちをうならせたのは誰か、を探りました。初戦限定ですが、登板全選手の初速スピードランキングも掲載。10月末のドラフト会議の予習≠本誌でどうぞ。

☆有名校カメラ探訪
 松商学園(長野)
 28回目の今回は、長野の伝統校・松商学園が登場。今夏の甲子園にも出場、選手権出場回数は全国最多の35度になりました。旧松本商業時代からその名をとどろかせてきた名門で、今年が創立110年。28年夏の全国中等学校野球大会の優勝旗をはじめ30本以上の旗≠ェ法人役員室のガラスケースに並び、部室には歴代野球部員の名札がズラリと掲げられている様は壮観です。現在、指揮をとっているのは通算「3度目」の就任となる小尾淳美監督(48)。名門校ならではの大きなプレッシャーと戦いながら、「小尾流・松商学園」をつくっている最中なのです。

☆こんにちは!素顔の監督さん
 広畑良次監督(和歌山・橋本)
 監督歴38年、しかも母校である橋本高ひとすじに指導してきた広畑監督。昨年7月に還暦を迎えたベテラン指揮官の本業は、老舗生花店の5代目店主です。華道教室や学校への配達、仕入先との交渉、帳簿づけなどをこなし、放課後の練習に向かうのが日課。ドラフト元年の65年、東映(現日本ハム)に2位で指名されたほどの力がありながらプロへは進まず、立大に進学しました。その後、社会人野球でプレー中に家業を継ぐことになり、同時に母校の指導にも携わるようになったそうです。五輪3大会に出場、毎年のようにドラフト候補に名前を連ねながらプロへは行かずミスター・アマ野球≠ニ呼ばれた杉浦正則投手(現日本生命監督)も教え子のひとり。母校を愛し、地元を愛する広畑監督の歴史に迫りました。

 


☆次代はキミに任せた
 夏が終わったばかりではありますが、早くも秋がスタートしている地区もあります。悔しくて、厳しい夏を乗り越え、秋を目指す選手たちを紹介します。菊池雄星(花巻東)、渡辺圭(東海大甲府)、京屋陽(二松学舎大付)、宮武佑磨(三重)、陽川尚将(金光大阪)、六信慎吾(新庄)、秋山拓巳(西条)、福田遼河(佐賀北)

☆私の高校野球
 小田 浩監督(広島・総合技術)
 連載第148回は、新設4年目の総合技術を育てている小田監督が登場。緻密な野球と日本一の練習量を誇る広島商で野球を学び、その真髄をたたきこまれた指揮官ですが、それを基にした指導では勝てなかった、と言います。試行錯誤を重ね、何度も眠れない夜を過ごして出た結論は、広商野球との決別でした。西条農、海田を経て06年4月に新設校の総合術に赴任。そして昨夏、今夏と連続して地方大会の決勝に進出、惜しくも広陵に敗れて準優勝に終わりましたが、今後が期待される指導者のひとりです。ここまでどんな道を歩んできたのか、監督のバックボーンを浮き彫りにしました。

☆編集長インタビュー
名将からの提言8
 本誌編集長・大野が、高校野球の表舞台を退いた名将たちにインタビュー。後に続く指導者たちに伝えたい話を、じっくりと聞きだしています。第8回の今号は、今夏、選手権初勝利を飾った駒大岩見沢(北海道)の佐々木啓司・前監督(現部長)。寒冷地のハンデを感じさせない、迫力満点のヒグマ打線≠ヘいかにして生まれ、どう育ってきたのか。また念願だった甲子園出場で初めて知った天国と地獄…。それらを率直に語ってくださいました。他校の練習見学や監督さんから得たもの、聞き出したことを自分のチームに還元し、駒大岩見沢の野球を作ってきた熱血監督が今、伝えたいこととは…。若い指導者、必読のコーナーです。

☆今任靖之の投手革命
 今号は選手権に出場した投手の中から3人を取り上げ、ピッチングフォームの解説を行いました。投手は岡田俊哉(智弁和歌山)、宮崎太郎(済美)、桜井義之介(金沢)の3投手。いずれも2年生ですから、今後の成長が楽しみです。

☆めざせ! 甲子園
 少年野球スペシャル
 今回は選手、チームを紹介。チームは小山ボーイズ(栃木)、西宮フェニックス(兵庫)、横浜東金沢シニア(神奈川)、石川ポニーズ(沖縄)=掲載順=。また各リーグの、これから楽しみな選手たちを一挙ご紹介! ここから未来のスターたちが現れる可能性は十分。今から要チェックですよ。

☆各連載も充実しています
 「報知野球教室第4回」は、右打ちの練習方法について監督さんたちにアドバイスをいただきました。「選手のための野球食研究」は沖縄編、ゴーヤをはじめとした抗酸化作用バッチリの食材を使って、まだまだ厳しい残暑を乗り切りましょう。「選手のためのトレーニング研究」は基本の「足の裏」の鍛え方。正しい姿勢を保つためには不可欠な部分です。ぜひ参考にしてみてください。高校野球歴30年、今村記者のクールダウン、大内秀のスケッチルポ(東京・上野学園)全国各地の話題を満載したにゅうずぎゃらりいを含め、今号も充実した内容になっています!